こんにちは、マーボーです。
今回は、理学療法士実習生の質問事情をテーマに「学生の何を質問していいのか分からない」についてお話していきます。
理学療法士実習生の一つの課題として「質問が少ない」が挙げられます。
確かに実習生のうちは、
慣れない実習で緊張し、質問内容も難しく考えてしまいがち。
けっきょく、何を指導者に聞いていいか分からないですよね。
質問内容を忘れたり、難しく聞きすぎて逆に突っ込まれたり、
実習での質問事情は、かなりハードルが高いと言っても過言ではありません。
この記事を読んでいるあなたは、すごくラッキーです。
現役理学療法士のマーボーが、
理学療法士臨床実習での質問事情を踏まえて、実習での質問内容についてお話していきます。
「実習で何を質問していいのか分からない」が解決できるはずです。
こんな方におすすめ
- 理学療法士を目指す学生のあなた
- 臨床実習の質問内容に困っているあなた
- 緊張してうまく質問できないあなた
※ただし「特に臨床実習なんて緊張もしていない」「実習中の質問にも困ったことがない」そんなあなたの閲覧は不向きかもしれません。
記事の内容
- 理学療法士臨床実習の心得
- 理学療法士実習生の質問事情
- 理学療法士実習生の質問内容
「質問」をする上では、臨床実習指導者とのコミュニケーションも大切。
下記でコミュニケーションの取り方についてまとめているので、参考にしつつより良い臨床実習にしていきましょう。
理学療法士臨床実習の心得
臨床実習で「質問」をするにもまずは、
実習指導者つまり、あなたのバイザーとの関係を良好に保つように心がけて下さい。
適当な態度で実習されても評価されません。
そこで意識したいことが「臨床実習の心得」
臨床実習の心得
- 社会人として挨拶ができる
- 実習施設の特徴を知る
- 積極的な学ぶ姿勢
バイザーとの良好な関係が築ければ、
質問なんてのは楽勝になるはず。
社会人として挨拶ができる
実習生とは言え、臨床実習に出れば一人の「社会人」
基本的な「挨拶」を始めしっかりとマナーを意識していきましょう。
特に注意したいことは、
メモ
- 元気な挨拶
- 遅刻
- 体調管理
- 態度、接し方
- 期限を守る
第一印象がすごく大事。
挨拶以外にも社会人としてのルール、マナーを意識していれば、
バイザーとの人間関係も上手くいきますよ。
実習施設の特徴を知る
実習施設にはそれぞれ特徴があり、病院・施設ごとに経営理念も違います。
病院であれば、
- 急性期
- 回復期
- 生活期
その中でも、リハビリテーションに特化した病院や
「循環器」「呼吸器」が専門の病院なのか特徴も様々。
老健施設にも様々な疾患を持つ利用者さんがいるので、学べる内容も広がります。
実習行く前に基礎知識をもう一度復習してみましょう。
実習施設で経験できることを予測し各病院、施設にどういった特徴があるのか知っておくことが大切です。
積極的な学ぶ姿勢
実習は学校の座学と違って、臨床にて様々な経験ができる場です。
しかし、最初はどうしても、緊張しがちで積極的に動けないですよね。
バイザーもどういったバイザーなのか、
先輩理学療法士もたくさん所属しているので「緊張」するのは当たり前。
緊張しますが、大切にしてほしいのが、
- 疑問を持つこと。(なぜ?どうして?)
積極的に疑問を見つけ行動していきましょう。
「学ぶ姿勢」は指導者に伝わりますので、どんどん行動して疑問を指導者にぶつけて下さい。
理学療法士実習生の質問事情
理学療法士実習生がなんで「なかなか質問できないのか」
それはバイザーの雰囲気にあります。
実習生の質問事情
- 指導者とコミュニケーションが上手く取れない悩み
理学療法士実習生の質問事情で、
なかなかバイザーと上手くコミュニケーションが取れず、質問できない。
芋バイザー注意ポイント
- 指導者の雰囲気が怖い
- 指導態度がデカい
- 言葉遣いが悪い
- 一方的過ぎる
- 知識自慢をしてくる
そんな「芋バイザー」と上手くコミュニケーションをとれるポイントを解説します。
指導者と上手くコミュニケーションを取る「3つ」のポイント
芋バイザーは細かい人が多いので以下「3つ」のポイントを意識して下さい。
ポイント
- 挨拶を率先して行う
- 謙虚な姿勢で取り組む
- 課題の提出期限を守る
挨拶を率先して行う
挨拶は良質なコミュニケーションを行う為のツールの一つです。
元気よく挨拶を心がけましょう。
無視してくる「先輩芋PT」や「芋バイザー」もいますが、人間性の問題です。
気にせず挨拶して下さい。
挨拶ができないとコミュニケーションを取る気がないと判断され指導者との距離が遠くなってしまいます。
自分から積極的に挨拶することを意識して下さい。
謙虚な姿勢で取り組む
上手くコミュニケーションを取る為には、謙虚な姿勢は大切です。
細かい指導をしてきますが、言い訳は極力控えましょう。
学ぶ気があるのか、ないのか判断されてしまうところ。
指導を受けたら前向きに捉え、学びに繋げましょう。
細かな注意をうけますが、
自分の行いを素直に受け止めて次に活かして下さい。
課題の提出期限を守る
バイザーとの約束を守ることは大切なことです。
提出期限を守れなかったら、それだけ実習の進行が遅くなります。
実習の進行が遅くなれば学びも減少してしまいます。
実習の進行がおくれると、患者さんにも迷惑をかけてしまう場合も。
課題が終わらない場合は、できた所まででいいです。
全部を完璧に終わらせる必要はなくて、期限内に終わらない場合は、無理せずにしましょう。
「ここまでしか、できませんでした」と一言、芋バイザーに伝えて下さい。
理学療法士実習生の質問内容
実習では「疑問」を持つことが大事。
ポイント
- なぜ?
- どうして?
今見ている「実習内容」「実習環境」に疑問を持つよう心がけましょう。
思考停止していては、いつまで経っても話の幅を広げれません。
「何を質問していいかわからない」とりあえず、疑問を持つことから始める。
芋バイザーに質問してみましょう。
質問内容
- 疾患について
- 治療目的について
- ADL状況について
- 治療手技について
- 見学に入った患者さんについて
疾患について
担当患者さんがどういう疾患なのか、基礎疾患は何か質問してみましょう。
カルテからの情報以外にバイザーからも情報を得ることも大切です。
- バイザーの疾患についての見解を得る
基礎疾患、既往歴の影響はどうなのか質問してみることもオススメ。
治療目的について
治療見学に入った際に、治療目的について質問してみましょう。
その際、上記で述べた疾患について聞いてみるのもいいですね。
- 考え方の勉強になる
治療目的はPTそれぞれで考え方が違うので、
どういう考えで目的で治療を行っているのか質問してみると、面白い考えが聴けたりします。
ADL状況について
「現在の状況」と「リハビリ開始前のADL状況」について質問してみましょう。
患者さんの日常生活動作を知ることは凄く大切なこと。
- リハビリ開始前にできなかったこと
- リハビリ開始して現在はどうなったのか
ADL状況に疑問を持って質問をしてみる。
いい目のつけどころですよね。
治療手技について
治療手技を駆使しているPTもたくさんいます。
患者さんにどういった「手技」を使って治療しているの気になるところ。
- 徒手療法
- PNF
- 認知行動療法
- ボバースアプローチ
- リアライントレーニング
「スポーツリハビリ」「脳卒中リハビリ」では徒手療法以外に、
さまざまな手技を使って患者さんの治療をしていきます。
「どういった手技を使ってるんですか?」など手技について質問してみましょう。
特別な手技を使っている場合は説明してくれるので、学びの一つになるのでオススメ。
見学に入った患者さんについて
実習期間中は治療見学に入ることが多くあります。
ただ「見る」でけではなく常に疑問を持つように心がけて下さい。
- 見る→診る
なんでもいいので、見学に入った患者さんに疑問を持つクセをつけましょう。
いろんな「疑問」を担当PTにぶつけて下さい。
マーボーのまとめ
理学療法士実習生の質問事情をテーマに「何を質問していいかわからない」についてお話してきました。
実習では当然緊張もしますし、分からなくななる気持ちもわかります。
ですが、バイザーとの関係を良好にしてしまえば後は簡単。
臨床実習の心得
- 社会人として挨拶ができる
- 実習施設の特徴を知る
- 積極的な学ぶ姿勢
「3つ」の心得を意識して実習に励んでみて下さい。
バイザーからの見る目も変わるはずです。
実習生の質問事情で多いのは、
上手くバイザーとのコミュニケーションを取れないことが挙げられます。
偉そうなことを細かく言ってくる「芋バイザー」でも、
コミュニケーションをとるポイントは「3つ」
ポイント
- 挨拶を率先して行う
- 謙虚な姿勢で取り組む
- 課題の提出期限を守る
反抗することは厳禁。
関係を修復するのに時間がかかるので止めておきましょう。
バイザーとの良好な関係が築ければ、後は疑問を持つだけ。
実習に疑問を持って取り組んでみましょう。
質問内容
- 疾患について
- 治療目的について
- ADL状況について
- 治療手技について
- 見学に入った患者さんについて
さらに「質問力」の部分を磨くとくより充実した臨床実習になるはずです。