
こんにちは、マーボーです。
今回は、理学療法士を目指す学生をテーマに「臨床実習で質問力がない実習生の特徴」についてお話していきます。
臨床実習を不安に感じている、
数多くの理学療法士実習生の課題の一つ「質問」
特に実習指導者へ何を質問していいのかわからず、
困っている実習生が多い印象です。
- 実習指導者に対して質問力がない。
実は質問力を身につけると、
実習指導者とのコミュニケーションの幅も広がり、実習も有利に進みます。
この記事を読んでいるあなたは、すごくラッキーです。
臨床実習で質問力がない実習生の特徴を踏まえて、相手に9割しゃべらせる禁断の技を紹介していきます。
あなたの質問力が抜群に向上し、臨床実習も有意義になるはずです。
こんな方におすすめ
- 臨床実習を不安に感じているあなた
- 何を質問していいのか不安になっているあなた
- 自分の質問力を向上させたいと感じているあなた
※ただし「臨床実習でも質問できてます」とか「質問力に自信がある」あなたの閲覧は不向きかもしれません。
記事の内容
- 臨床実習で質問力がない実習生の特徴
- 相手に9割しゃべらせる禁断の技
- 自分の質問力を数倍に引き上げるための本
そもそも、実習指導者にたいして「何を質問していいのかわからない」
「わからないが、わからない」実習生は下記も参考にしてみて下さい。
臨床実習で質問力がない実習生の特徴
「何か質問ありますか?」と実習指導者に聞かれ、

このように答えてしまっている実習生が多い。
「特にありません」と思考停止になっては、
実習指導者からの評価もあまりよろしくありません。
そんな質問力がない思考停止の実習生の特徴は「3つ」
質問力がない実習生の特徴
- 周りに興味を持っていない。
- 質問することを怖がっている。
- 目的や意味を理解していない。
マイナス印象を与えてしまう「質問力がない実習生」

臨床実習で質問力がない実習生の特徴|周りに興味を持っていない
興味を持たないまま臨床実習を過ごしてしまうと、
何も生まれません。
- ただ見学しているだけ。
- ただ話をきいているだけ。
- ただ黙って立っているだけ。
「なぜ?」が出てこない実習になってませんか?
周りに「興味」を持たない過ごし方は正直言ってもったいない。
興味がないまま「ただの時間」を過ごしていては、
時間の流れも遅く感じてしまいますよ。
臨床実習で質問力がない実習生の特徴|質問することを怖がっている
頭の中で考えた「質問」
そのままにしてしまう実習生が多い。
- 的外れな質問ならどうしよう。
- 変な質問内容ならどうしよう。
- 質問内容に突っこまれたらどうしよう。
質問に「恐怖」を感じては前に進めません。
何を言われるかいちいち気にしていては、
質問力の向上にも繋がってもきませんよね。
自分の考えを伝えれない実習生は、
「何を考えているの分からない学生」として実習指導者に印象を与えてしまうだけです。
臨床実習で質問力がない実習生の特徴|目的や意味を理解していない
臨床実習の「目的」と「意味」の理解はすごく大事。
何のための臨床実習か不明のままだと質問する意欲も出ません。
さらに臨床実習で目の当たりにする、
- 手技
- 疾患
治療見学に入った際、セラピストの「手技」や患者さんの「疾患」に対しての
「目的」と「意味」が理解できていないと質問にも繋がってきません。
「どういった疾患なのか?」
「なんでその手技をしているのか?」
- 疾患に対して、何でその手技なのか?
- 「目的は?」「意味は?」
ここに繋げることが大事。
理解していないと、
「特にありません」で終わってしまいます。
相手に9割しゃべらせる禁断の技
質問力が「ある」「なし」では、
会話への影響力も大きく違ってきます。
実際に社会に出ても使えるテクニックなので、
覚えておいて損はないはず。
ポイント
- オープンクエスチョンを意識。
- さまざまな質問の種類を持つ。
- 最大限の傾聴とリスペクト。
人は誰でも自分のことを「認めてほしい」という思いが強い。
「もっと興味を持ってほしい」「もっとわかってほしい」
この感情をうまい具合に刺激していきましょう。
気難しい実習指導者も簡単に乗ってきます。
相手に9割しゃべらせる禁断の技|オープンクエスチョンを意識
「イエス」か「ノー」で答えられてしまうクローズドクエスチョンよりも、
次の会話を引き出させる「オープンクエスチョン」を意識していきましょう。
参考
【クローズドクエスチョンの場合】
Q:花は好きですか?
A:はい。好きです。
Q:バラは好きですか?
A:いいえ。嫌いです。
質問が単発すぎて面白味もまったくありません。
尋問しているみたいで、答える側は苦痛になるだけ。

参考
【オープンクエスチョンの場合】
Q:どんな花が好きですか?
A:ひまわりみたいに大きくて鮮やかな花が好きです。
「イエス」か「ノー」では答えれない質問を心がけましょう。

実習指導者にも「オープンクエスチョン」を意識して質問してみることをオススメします。
きっと色んな話が聞けるはずです。
相手に9割しゃべらせる禁断の技|さまざまな質問の種類を持つ
さまざまな質問の種類を持ちましょう。
「5W1H」を質問に取り入れるだけ。
答えが限定されていない質問を作ることが大切。
5W1H
- When(いつ)
- Where(どこで)
- Who(だれが)
- What(なにを)
- Why(なぜ)
- How(どのように)
質問を難しく考えずに、
「5W1H」で質問を簡単に分解してみましょう。
参考
- いつどこで、転倒されたんですか?
- 家ではだれが介助をしてたんですか?
- 筋力トレーニングはなにを何回と設定はあるんですか?
- なぜ麻痺側介助なんですか?
- 歩行介助はどのように介助したらいいですか?
難しい質問よりも、
「5W1H」を使った質問の種類や切り口を持つことが大切。
話の幅も広がりやすいですよ。
相手に9割しゃべらせる禁断の技|最大限の傾聴とリスペクト
相手を理解しようとする態度を最大限に出しましょう。
リスペクト精神を忘れることなく、しっかり耳を傾けることが大切。
- あいずち
- リピート
相手の会話を気持ち良くさせるために、
どんどん取り入れましょう。
参考
- へぇ〜そうなんですね。
- ん〜なるほど。
- 〇〇ということですか?
- つまり、〇〇ということですよね?
- 勉強になります。
- おっしゃる通りです。
人は話を聞いてもらえると、どんどん自分から話したくなるので、
積極的に気持ちを「調子に乗せる」

特に「マジっすか!!」が有効的に刺さったりします。
「マジっすか!!」ここぞというところで使ってみると、
まんざらでもない表情になるのでオススメです。
自分の質問力を数倍に引き上げるための本 オススメ3選
質問を制し臨床実習を有意義にするためにも、
「質問力」は欠かせません。
考えて質問するから、自然と質問できるようになるためにも
質問力を引き上げていきましょう。
実習指導者との円滑なやり取りができるはずです。

質問力
著者:齋藤学
対話人から学ぶ「質問力」
- 谷川俊太郎
- 河合隼雄
- 村上龍
- 黒柳徹子
- ダニエル・キイス
話す内容を面白くするのは難しいですが、
質問力を鍛えるとことは可能。
質問力を鍛えると、自分に実力がなくても、
優れた人から情報を引き出すこともできます。
つまり、臨床実習で必ず必要になる「情報収集」
鍛えればどうにでもなるということです。
「質問力」ってじつは、仕事を有利に進める最強のスキルなんです。
著者:ひきたよしあき
「本音を引き出し、人を巻き込む」意見を通す25のメソッドを言葉のプロが解説。
実はこういうのって誰も教えてくれません。
学校とかでは絶対に教わらない。

「質問力」という武器がない状態で、
臨床実習含め社会では戦えない。
- 会議
- 勉強会(研修会)
- ディスカッション
- カンファレンス
理学療法士として働くようになっても
「質問力」というスキルは求められます。
今のうちから鍛えておいても「損」はないはずです。
最高の結果を引き出す質問力:その問い方が、脳を変える!
著者:茂木健一郎
質問で決まる時代。
脳科学の見地から、質問の持っている力を誰でも実践できるように導いてくれる一冊。
- どうしたら今より良くなるか?
- この質問をしたら笑われないか?
- こんな質問は、バカに思われないか?
実習生でまだ若いうちは「質問」を怖がってしまうことが多いです。
安心して下さい実は、
日本人が「質問」が下手なだけで誰でも質問することを怖がっています。
そのために、
「質問力」があることによってどういう効果があるのか、
「質問力」を高めるにはどういう行動をすれば良いか。
すごく実践しやすい、読みやすい内容で攻めているので、
実習生に読んでほしいオススメの一冊です。
マーボーのまとめ
今回は、理学療法士を目指す学生をテーマに「臨床実習で質問力がない実習生の特徴」についてお話してきました。
臨床実習では「何か質問ありますか?」と聞かれることが頻繁にあります。
そんな時に、

と答えてしまうと「積極性がない」などと判断され、
実習指導者からあまりいい評価を得られません。
「特にありません」と質問力がない実習生の特徴は3つ。
質問力がない実習生の特徴
- 周りに興味を持っていない。
- 質問することを怖がっている。
- 目的や意味を理解していない。
思考停止の実習生は「負の特徴」を持っているので、
特徴を理解して早めに対応することをオススメします。
質問力が「ある」「なし」では、
会話への影響力も大きく違ってきます。
「特にありません」で終わってしまえば実習はそれまで。
会話の幅も広がってきません。
相手に9割しゃべらせる禁断の技
- オープンクエスチョンを意識。
- さまざまな質問の種類を持つ。
- 最大限の傾聴とリスペクト。
実際に社会に出ても使えるテクニックなので、
覚えておいて損はないはず。
相手の話を調子に乗らせて、
いい情報をどんどん引き出していきましょう。
質問を制し臨床実習を有意義にするためにも、
「質問力」は欠かせないことがわかりました。
もう少しワンランク上の「質問力」にするためには、
実際に本を読んでみるといいですよ。
気難しい実習指導者とのコミュニケーションも、
円滑になること間違いなし。

あなたにとって有意義な実習にして下さい。
