こんにちは、マーボーです。
今回は、理学療法士の臨床実習をテーマに「見学実習、検査測定実習のポイント」を解説していきます。
理学療法士になる上でやはり、臨床実習は避けて通れないイベントですよね。
でもこの臨床実習が学生にとっては、凄くハードルというか、壁が高い印象がします。
実際、”マーボー”も専門学生だった頃は、この臨床実習で苦労した経験があります。
初めての臨床実習は、
- 何をしていいのか、分からない
- 何を質問していいか、分からない
そんな、右も左も分からないあなた、緊張してませんか?
この記事を読んでいるあなたは、凄くラッキーです。
参考
この記事を書いている”マーボー”は理学療法士6年目、現役の理学療法士です。
現場の理学療法士目線で「見学実習」「検査測定実習」それぞれのポイントを解説していきます。
実習のポイントを理解でき、緊張も和らぎますよ。
こんな方におすすめ
- 理学療法士を目指している学生のあなた
- 見学実習、検査測定実習を控えているあなた
- 緊張しすぎてヤバい感じのあなた
※ただし、「全然緊張していな」「ポイントなんて必要ない」そう感じているあなたの閲覧は禁止ですよ。
記事の内容
- 1年生:見学実習のポイント
- 2年生:検査測定実習のポイント
今回は、1.2年生での実習についてポイントを解説していきます。
実習のカリキュラムはそれぞれの養成校で違います。今回は”マーボー”が卒業した養成校の実習カリキュラムを中心に話していきます。
1年生|見学実習のポイント
理学療法士を目指すあなたにとって、「見学実習」は初めての実習です。
初めての臨床実習なので、
- 何して良いか分からない
- 実習での勉強の仕方が分からない
- 患者さんとの関わり方が分からない
- 実習指導者との関わり方も分からない
とにかく、最初の臨床実習は右も左も分からず、不安ですよね。
「安心して下さい」見学実習では、事前に実習について勉強する必要はありません。
見学実習の中で、患者さんの治療の流れを理解し、学習していきましょう。
そこで、見学実習を上手くこなすポイントを3つ解説します。
ポイント
- コミュニケーション
- 学ぶ姿勢、積極性
- 社会人としてのマナー
簡単ですね。
この3つのポイントを押さえれば、見学実習を難なくこなすことが出来ます。
見学実習のポイント|コミュニケーション
臨床実習で一番大事と言われているのが「コミュニケーション」です。
コミュニケーションは、見学実習でも同じように大事と言われています。
見学実習では、「患者さん」とのコミュニケーションが中心になります。
別記事で、患者さんとの上手なコミュニケーションの取り方を解説しているので、参考にして下さい。
また病院、施設に実習へ行くと、理学療法士以外に様々な職種の方が働いています。
「チーム医療」として他職種とのコミュニケーションも重要なことです。
別記事で、実習生の質問事情を解説しているので、参考にして下さい。
- 理学療法士の業務内容
- 患者さんの治療の流れ
- 指導者を中心とした他スタッフ
理学療法士の業務内容の理解、実際どのように患者さんを治療しているのか、患者さん及びリハビリスタッフとのコミュニケーションを積極的に取っていきましょう。
見学実習のポイント|学ぶ姿勢、積極性
実習は一つの「学び」の場です。
学校の授業とは違った学びができます。患者さん含め、実習指導者及び病院スタッフとのコミュニケーションも一つの学びです。
実習での学びは、
- 疾患を目で見ることが出来る。
- 他の専門職と関わりを持てる。
実習ではどうしても、消極的になりがちですが、前向きに学ぶ姿勢を出していきましょう。
わからないことは、積極的に質問して、どんどん実際の疾患に触れていって下さい。
初めは不安ですが、「学ぶ意識」を忘れずに取り組んでみましょう。
ただ言われたことをするのではなく、自分から行動に移す。それだけでも印象は違ってきます。
見学実習でのポイント|社会人としてのマナー
実習生とはいえ、基本的な常識は身に付けておくと良いですよ。
「あいさつ」をしっかり行えていると印象も良いです。
元気に自分から「あいさつ」することを心掛けておきましょう。
- おはようございます
- お疲れさまです
この辺はよく使うので、場面、場面で積極的に実践していきましょう。
実習とはいえ、社会人として見られます。社会に出た時に恥ずかしくない様なマナーを意識して下さい。
2年生|検査測定実習のポイント
「検査測定実習」は2年生の時に実施される臨床実習です。
この臨床実習から、実際に患者さんに触れて「検査・測定」をしていきます。
ポイント
- 緊張をほぐす
- 実際の患者さんへ実施
- 検査測定のアセスメント
実際に患者さんに触れていくので、見学実習とは違った雰囲気で緊張もします。
2年時の臨床実習では、各検査及び測定で「アセスメント」を考える必要があります。
このアセスメントに関しては後ほど、解説していきます。
検査測定実習のポイント|緊張をほぐす
検査測定実習は、実際の患者さんを相手にしていくので、「緊張」します。
不安や恐怖心は、誰でもあります。
- 不安
- 恐怖
これらが、緊張に繋がってきます。
緊張しすぎると、マイナスの感情が出てきてしまうので、「気楽に物事を考える」ようにして下さい。
気負いして、緊張する必要はないです。
緊張をしない為に、「自信」を持つことをオススメします。何事も自信を持って行動してみましょう。
検査測定実習のポイント|実際の患者さんへ実施
実際の患者さんに対して検査及び測定を行います。
筋力を測定したり、関節可動域を測定したり、腕の長さ、足の長さを測定したりしますよね。
- MMT(徒手筋力検査)
- ROM(関節可動域測定)
- 感覚検査
- 周径
- 反射検査
- バランス検査
- etc
様々な検査測定を学校で練習しますが、学校と違うのは、「健常者」と「患者」の違いがあります。
指示が通るか、通らないかなどの難しさはあります。
検査測定で大切なことは、
オリエンテーション
「何を今からするのか」患者さんに、ゆっくり、はっきりと伝えていきましょう。
一つ一つの検査、測定を難しく考えずに、ゆっくり実施してみて下さい。
検査測定実習のポイント|検査測定のアセスメント
「アセスメント」は、患者さんに関する情報を「収集・分析」し、自立した日常生活を営むためには、何処に問題があるのか、問題を解決すべき課題を把握することです。
患者さんに対して実施した「検査・測定」が何でこのような結果になったのか、あなたなりに分析します。
例えば、
参考
MMTを実施して筋力低下が見受けられました。
何で筋力低下が起きたのかを考えます。
高齢なのか、術後による安静なのか、ベッド臥床が長期化したのか因子は様々です。
アセスメントでは何が筋力低下を起こした原因かを探りましょう。
考え方に間違いは、「ない」ので、あなたなりの考えに自信を持って伝えて下さい。
マーボーのまとめ
理学療法士の臨床実習をテーマに、
「1年生での見学実習」「2年生での検査・測定実習」それぞれの臨床実習のポイント解説をしてきました。
どの実習施設でも共通して言えることが一つあります。
積極性
この「積極性」を求めている実習施設が多いです。
学校側からも「積極的に動けてますか?」と聞かれることもあります。
この記事を読んだ、あなたになら出来るハズです。
今回解説した、臨床実習のポイントに加えて「積極性」を意識していきましょう。
あなたが立派な理学療法士になれることを、応援しています。頑張って下さい。
最後に、今後の勉強や実習で役立つ参考書をまとめているので、学習の参考にして下さい。