こんにちは、マーボーです。
今回は「理学療法士の臨床実習」をテーマに、臨床実習の不安解消についてお話していきます。
理学療法士を目指す上で、通るべき道が臨床実習なんですが、どんな印象をあなたは持ってますか?
例えば、
- 実習は怖い
- 指導者が怖い
- 緊張する、不安
臨床実習のイメージ、印象ってマイナス的なイメージが大きいですよね?
少なからず、「楽しみ」とか「早く実習に行きたい」などとは思っていないハズです。
でも、安心してください。この記事を読んだあなたは凄くラッキーです。
「臨床実習を難しく考えずに、自分に自信を持つことができるようになる」からです。
臨床実習に対する不安をここで取り除きましょう。
こんな方におすすめ
- 理学療法士を目指している学生のあなた
- 臨床実習をマイナスイメージにとらえているあなた
- 理学療法士の臨床実習を難しいと考えているあなた
※ただし、「臨床実習なんて余裕」「不安なんて一切ない」そんなあなたの閲覧は禁止ですよ。
ポイント
- 従来の臨床実習について【まとめ】
- 臨床実習がマイナスイメージになる要因
- クリニカル・クラークシップ(CCS)の導入で実習が変わる
従来の実習について【まとめ】
臨床実習を1年〜4年に分けてどんな実習か、ちょっとおさらいしますね。
※必要ない場合は飛ばして下さい。
- 1年生:見学実習
- 2年生:検査測定実習
- 3年生:評価実習
- 4年生:長期臨床実習
※僕が通っていた養成校を基準にしていますので、実習の期間や回数に違いがあります。ご了承ください。
1年生|見学実習
期間は1週間
1年生の見学実習は、とにかく見学です。
学校に入学して間もないですので、理学療法士がどんな職種か、どういった事をしているのか、患者さんの治療を見学する過程です。この見学実習ではチーム医療とは何かを理解しましょう。
治療の流れを理解する目的と患者さん及び利用者さんとのコミュニケーションをとっていきます。
2年生|検査測定実習
期間は2週間
2年生の検査測定実習ですが、実際に患者さんを治療する前の段階です。
検査測定法を実際の患者さんに行います。検査測定をして得られた情報から一つ一つアセスメントを立てていきます。治療を行う初期の過程です。
どういった検査行うのか、代表的にな検査法で言えば、筋力測定(MMT)、可動域測定(ROM)、反射検査、感覚検査、動作分析など、患者さんを治療する為に必要な検査を行います。
上記の見学実習、検査測定実習が「不安」と感じているあなたに。
別記事で、見学実習及び検査測定実習のポイントをまとめているので、参考にして下さい。
3年生|評価実習
期間は3週間
3年生の評価実習は、実際に検査測定して患者さんを評価します。ここでは「治療プラン」までを立案します。
検査測定で得られた情報から、アセスメントを立てて統合と解釈を行い、患者さんに必要な治療プランの立案を行います。
患者さんに必要な治療は何かを理解していく実習です。
評価実習では、「統合と解釈」の部分が学生にとっての鬼門です。
別記事で、「統合と解釈」の解説を含めて、評価実習のポイントを紹介しているので、実習の参考にして下さい。
4年生|長期臨床実習
長期臨床実習に関しては、養成校で期間が変わります。
期間を見ていくと、
病院1:8週間
病院2:8週間
施設3:4週間
病院1:10週
病院2:10周
このように養成校で実習に設けてある期間が違います。
では、この長期臨床実習は具体的に何をするのかというと、実際に「治療プランを立案し、自分が考えた治療プランを患者さんに施行」します。
実際に患者さんと関わり、前期評価と後期評価を行い、治療効果の判定を行う実習です。
自分が立案した治療プランがどうだったのか、実際に治療して検証していきます。
この長期臨床実習で悩む学生が特に多いです。
そんな長期臨床実習で悩んでいるあなたに、長期臨床実習のポイントをまとめている記事があるので、実習の参考にして下さい。
臨床実習がマイナスになる要因
冒頭で臨床実習とは、どんなイメージ持っているか考えました。
- 実習は怖い
- 指導者が怖い
- 緊張する、不安
ほとんどが、マイナスイメージですよね。
(”マーボー”も学生時代は、臨床実習に対してマイナスなイメージを持っていました。)
なぜ、理学療法士の臨床実習がマイナスイメージになるの深堀していきます。
- 患者さんとの関わり方が分からない。
- 実習指導者との関わり方が分からない。
- レポート課題が心配。
上記3つのことが、あなたの臨床実習をマイナスイメージにしている要因です。
マイナス要因|患者さんとの関わり方が分からない
一つの不安要素として、
「患者さんとのコミュニケーションのとり方が分からない」が挙げられます。
最初のうちは、何を喋っていいのか分かりません。
世代や年代の違いにより、
話の話題が全く分からないです。
患者さんも一人ではないので、話題も変えながら話していかないと、
「コミュニケーション」って繋がらないですよね。
結果、上手く患者さんと「信頼関係を築くことができない」不安要素になります。
マイナス要因|実習指導者との関わりが分からない
もう一つの不安要素として、「実習指導者とのコミュニケーションのとり方が分からない」が挙げられます。
指導者との関わりは、緊張も増しますよね。見た目も怖く見えたりします。
その中で、コミュニケーションを取ると考えると、なかなか、積極的に前に出れずに、質問もできない状況に陥ってしまいすよね。
結果
- 実習指導者に何を質問して良いか分からない。
- 積極的に前に出れない。
そんな不安要素に繋がってきます。
別記事で、【実習指導者とのコミュニケーションの上手なとり方】をまとめているので、参考にして下さい。
理学療法士を目指す学生の為の、臨床実習指導者との良好なコミュニケーションの取り方
マイナス要因|レポート課題が心配
上記2つは、コミュニケーションの話をしました。最後はレポート課題ですね。
実習先によって課題の量も違ってきますよね。
レポート課題が多いとか、厳しい実習先なんかは情報も入ってくるので、そのような実習先は尚更、行きたくありません。
課題が多いと、課題に追われ実習どころではありません。
結果
• 寝れない
• 課題の為の実習になる
• 何も身に付かない
ほぼ、デメリットです。
レポートのデメリットが大きいので、「行きたくない」感情に繋がってくるんですよ。
クリニカルクラークシップ(CCS)の導入で実習が変わる
「クリニカルクラークシップ」聞いたことがあると思います。
実習生が病院の医療チームの一員として参加する形の実習形式です。
クリニカルクラークシップは、一人一人のセラピストと一緒に治療に参加してそのセラピストの「考え方」「知識」「技術」を共有し合うことを目的にしています。
従来のレポート実習より遥かに作業が減り、実習生の理解度や技術に合わせて学習することができます。
クリニカルクラークシップの特徴として、
- 実習生がチーム医療の一員として参加できる。
- 実習指導者の考え、技術がダイレクトに伝わる。
- 実践的な臨床経験を積むことができる。
従来のレポート実習では、指導者もレポートの訂正に目が行きがちで「実習生」を観察できていない部分が大きかったんですよ。
クリニカルクラークシップのいいところは、「指導者とコミュニケーションをしっかり取れる」ところにあります。
実習生もチーム医療の一員として、「ディスカッション」できるので、凄くやりがいを感じる実習期間を過ごすことができます。
クリニカルクラークシップに関しては学校側が推奨してる所が増えてきました。
学校と病院の連携、学び方を統一して実習生ファーストで考えていけば、もっと学習で学びやすい環境ができるはずです。
実習生のあなたにも、クリニカルクラークシップのことを知ってほしいと思い、この項目を追加しました。
マーボーのまとめ
実習をマイナスイメージに捉えているあなたに、理学療法士の「臨床実習のあり方」をテーマに話してきました。
臨床実習のマイナスイメージ要因を取り除くには、
- 患者さんとの関わり方が分からない。
- 実習指導者との関わり方が分からない。
- レポート課題が心配。
それぞれを解決していく必要があります。
ただし、臨床実習を難しく考える必要はありません。
「自信」を持って臨床実習に挑みましょう。この記事を読んでいるあなたなら、できるはずです。
学生が持っていて損はない参考書をまとめているので、今後の勉強や実習に役立てて下さい。